エラ張りが気になる方へ|強くマッサージするほど小顔になるわけではありません
「エラが張って見えるので、自宅で毎日ゴリゴリとマッサージしています」
美容のお悩みで来院される方から、このようなお話を伺うことがあります。しかし、エラ張りに対して強いマッサージを続けることが、本当に良い結果につながるとは限りません。
エラの部分には咬筋(こうきん)という噛むための筋肉があります。食いしばりや歯ぎしり、長時間のパソコン作業、ストレスなどによって咬筋が緊張すると、エラが張って見えることがあります。
ただし、咬筋は単純に「邪魔な筋肉」ではありません。食事をするために必要な筋肉であり、お顔の下半分を支える役割も担っています。そのため、必要以上に強くほぐし続けると、フェイスラインを支える力まで低下し、かえって輪郭がぼやけた印象になることもあります。
当院では「硬い筋肉をただ緩める」のではなく、「過剰な緊張だけを整え、必要な張りは残す」という考え方を大切にしています。
また、エラ張りの原因は咬筋だけではありません。
実際には、
・側頭筋の緊張
・耳の後ろの筋膜の硬さ
・首や肩の緊張
・猫背やストレートネック
・頬のむくみ
・食いしばりの習慣
などが複雑に関係しています。
特に注目したいのが耳の後ろから側頭部にかけての部分です。
食いしばりが強い方は、こめかみ周辺の側頭筋も硬くなっていることが少なくありません。エラだけを触るよりも、側頭筋や耳の周囲の緊張を整えることで顎周囲の負担が軽減し、お顔全体がすっきり見えることがあります。
ご自宅でできるおすすめセルフケア
強いマッサージではなく、優しく行うことがポイントです。
側頭筋リリース
両手の指先をこめかみに当てます。
そのまま小さな円を描くように20~30秒ほどゆっくり動かしてください。
力加減は「気持ち良い」と感じる程度で十分です。
耳の後ろのリリース
耳の後ろにある骨(乳様突起)の周囲を指の腹で優しくほぐします。
強く押し込む必要はありません。
軽く皮膚を動かす程度でも十分効果が期待できます。
食いしばりチェック
日中に上下の歯が接触していないか確認してみましょう。
本来、安静時は上下の歯の間に少し隙間があります。
無意識の食いしばりを減らすことが、エラ張り対策として非常に重要です。
美容鍼によるアプローチ
当院ではエラ張りに対して、単純に咬筋を緩めるだけの施術は行いません。
お顔全体の筋肉バランスや姿勢、食いしばりの状態まで評価したうえで施術を行います。
美容鍼は筋肉や筋膜へピンポイントでアプローチできるため、過度な刺激を与えることなく緊張した部分を整えることが可能です。
さらに専門施術を組み合わせることで、フェイスラインの見え方やお顔全体のバランス改善を目指します。
エラ張りのお悩みは「強くほぐす」ことが正解ではありません。
大切なのは、お顔を支えるために必要な機能を残しながら、過剰な緊張だけを整えることです。
セルフケアを続けても改善しない方や、食いしばりが気になる方は、お気軽にご相談ください。当院では美容鍼と専門施術を組み合わせ、一人ひとりのお顔の状態に合わせた施術をご提案しております。
宇治市六地蔵・木幡すまいる整骨院/鍼灸院