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12月に起きやすい『脳疲労』について ~すまいる整骨院/鍼灸院が解説します~
12月に入ると「体はそこまで動かしていないのに疲れる」「頭が重く、考えがまとまらない」「集中力が低下している」「眠っても回復した感じがしない」といった訴えが増えてきます。すまいる整骨院/鍼灸院でも、この時期はいわゆる『脳疲労』が関係しているケースを多く見かけます。脳疲労とは、脳や神経が情報処理や緊張状態を長時間強いられることで起こる機能低下のような状態です。レントゲンでも分からないと言われています。しかし確実に体調へ影響を与えます。
12月が特に疲れやすい理由はいくつかあります。まず寒暖差です。朝晩の冷え込みにより、自律神経は体温調整のために常に働き続けます。これだけでも脳は消耗します。さらに年末に向けて仕事の締めや行事、対人関係の気遣いが重なり、脳が休まる時間が減る。日照時間の短さも、脳内ホルモンのバランスを乱し、回復力を下げる要因になります。結果として「何もしていないのに疲れる」「集中できない」といった症状が出やすくなるのです。
鍼灸は、この脳疲労に対して有効な選択肢の一つです。特に首・後頭部・頭部周囲の緊張を緩めることで、脳への血流環境や神経の興奮状態を整えていきます。施術中に呼吸が深くなり、施術後に「頭が静かになった」「目が開きやすい」と感じる方も多いですが、これは自律神経の切り替えがうまくいったサインと考えられます。体だけでなく、神経や脳の疲れまで含めて整えるのが鍼灸の強みです。
まずはご自宅でできるセルフケアとしておすすめしたいツボが「百会(ひゃくえ)」です。頭のてっぺん、両耳の上端を結んだ中央に位置します。精神的な緊張や考え過ぎによる疲労に使われる代表的なツボです。息を吐きながら5秒ほどやさしく押し、ゆっくり離す。これを3〜5回行うだけでも、頭の重さが和らぎやすくなります。強く押す必要はありません。当院でも指導をしておりますが頭皮のマッサージもおすすめです。
ストレッチは首の側屈ストレッチが効果的です。椅子に座り背筋を軽く伸ばした状態で、頭を真横に倒します。反対側の首筋が心地よく伸びる位置で30秒キープ。呼吸を止めず、左右1回ずつで十分です。首の緊張を抜くことは、脳疲労ケアの土台になります。
12月の不調は、年齢や気合の問題ではありません。脳と神経を使い過ぎているサインです。我慢せず、早めに整えることが、年末年始を楽に過ごすための大切なポイントになります。すまいる整骨院/鍼灸院では、体と脳の両面からサポートしています。











