産後骨盤矯正

『まずは産婦人科で確認してから』これが当院の考えです。
電話でお問い合わせをした際、安直に『1か月経てば大丈夫』と言う整骨院があったとしたら信頼出来ないと思います。
産後の骨盤矯正について、よく耳にする言葉があります。「産後1か月経ったらもう骨盤矯正できますよ」「早く始めれば元に戻りやすくなりますよ」…こうした案内をして急がせて通院をすすめる整骨院や整体院は実際に多いです。ですが、この『1か月経てば誰でもOK』という考え方は、すべての産後の方に当てはまるわけではありません。むしろ、当院では慎重に捉える必要があると当院では考えています。
産後の体は、赤ちゃんを迎えるために大きく変化し、その後ゆっくり回復していく最中です。日数だけでは判断できない要素がたくさんあります。たとえば、出産時の状況や回復スピード、出血の量、会陰部や帝王切開の傷の治り具合、育児でどのくらい睡眠が取れているか…これらがすべて“体がどれだけ負担を抱えているか”につながっています。
だからこそ当院は、まず 産婦人科で行われる「1か月検診」でお体の状態を確認することを何より大切にしています。ここで医師から
①子宮の戻り具合 ②出血の状態 ③ 傷の回復(自然分娩・帝王切開ともに)④体全体の回復状況
上記をきちんと診断できるのは産婦人科さんだけです。これは『整骨院で産後矯正を安全におこなう為』に必要なことになります。
1か月検診で問題なしと言われても、すぐに本格的な骨盤矯正に入るべきとは考えていません。なぜかというと、産後1か月時点では、実際動かしていくとまだ腰痛や恥骨の痛み、反り腰、抱っこでの背中の張りなど、筋肉バランスの崩れが強いままの方がとても多いからです。体は回復しつつあっても、矯正の効果が安定しにくい状態なんです。
そこで当院は、
1~2か月目は「不調を減らす準備期間」
として、まずは痛みや炎症などの筋肉の負担を軽くするところから始めています。
筋肉の緊張を整えたり、育児姿勢のクセを減らしたり、呼吸のしやすさを戻したり。こうした下地をつくっておくことで、後の骨盤矯正の効果がグッと高まります。急いでボキボキ整体などの強い矯正をしたり強い電気を当てるなどは、そのときだけ良くなるけれど戻りやすい上に、後日に腰痛や恥骨痛などの症状が悪化していく…そんな状態になってしまう方が実際にたくさんいるのです。
そして、痛みが落ち着き始め、体が動かしやすくなるおおよそ 産後2~3か月目。この時期は骨盤周りの筋肉がなじみやすく、施術の安定感も出てきます。生活リズムが少し整い始める頃でもあり、体が受け入れやすくなる“本格的なスタートを切るベストタイミング”だと考えています。
もちろん、なかには回復がとても早く、1か月検診直後から矯正を始めても問題ない方もいます。逆に、出産状況や体調によっては3〜4か月以降になる方もいます。つまり大事なのは、「いつならOK」という画一的な基準ではなく、産婦人科さんでの検診の後に当院で確認をしていきながら…みなさま自身のペースを見つける事なんです。
一人ひとりの状況が違うのに、「1か月経過=全員OK」とするのは、やはり無理があります。
だから当院では、①まず医療機関での確認。
②その後、身体の痛みや状態を見ながら無理のない流れで。
③そして一番効果が出やすいタイミングで骨盤を整えていき『ママが抱っこをしても辛くなりにくい環境』をつくる。
①~③のステップを大切にしています。
そして当院は『抱っこ動作』に特化した産後骨盤矯正をおこなっております。
産後の体は本当にデリケートです。焦らなくて大丈夫です。今の状態をまず知ることが、実は一番の近道です。
もし「いつから始めたらいいんだろう…」と迷っているなら、一度ご相談ください。あなたの体の回復に合わせたちょうど良いスタートラインを一緒に見つけていきます。











